もし株の収益に+αが付けばお得感が増すと思いませんか?気持ちの面でも嬉しくなれる株主優待について解説します。

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株主優待をすることで投資家を増やせる?

札束

上場企業の中で、その三分の一以上が株主優待を導入しています。
個人株主の増加が目的ですが、果たして実際に投資家は増えるのでしょうか。
以下に分かり易い表現で論じていきたいと思います。

企業側が株主優待を導入することは、個人投資家にとっては都合が良いように思えますが、「そんなものより配当を上げろ」と言う投資家も多いです。
正直、使うかどうかも判らないチケットや金券を貰うより、直接的な利益になる配当を上げて貰う方が有り難いでしょう。
では「効果が無いのか?」と言われれば、全く無いとは言い切れません。
要は優待内容が株主のニーズに合っていれば、それなりの効果はあるということです。

例えば地方に住む投資家が、店舗が都市部にしかないDMチェーンの商品券や割引券を貰っても、使いようが無いから要らないと思う方もいるでしょう。
同じ価値で先行きも同じような企業があれば、配当金の高い方を選ぶのが普通です。

もし、株主優待をする企業側が都市部の投資家のみをターゲットにしているなら良いのですが、そうでないならこの優待内容は、投資家のニーズに合っていないことになります。
この例えは極端な話ですが、他の業種にも同じ事が言えます。
だからと言って「じゃあ株主のニーズに合ったものをあげれば良いんだな」などと考えるのは大きな間違いです。

そもそも、全て投資家が株を保有している企業の商品や業務に関心があるわけ無いのですから、その企業に関する物を貰って、皆が一様に喜ぶ訳がありません。
「それなり」と書きましたが、「全くの0ではない」と言う意味です。
その企業の商品に興味のある株主は一時的には増えるかもしれませんが、飽きればサヨナラです。
何故ならその人達は「投資」が目的ではなく「景品」が目的で株を買う訳ですから。
当然の帰結である言えます。

スーパーのポイントカードと同じ様な感覚です。
買い物が目的の人はいつでも来てくれますが、ポイントが目的の人はポイントが沢山付く日にしか来てくれません。
貰えるポイントや商品が魅力的で無くなれば、すぐに捨てられてしまうでしょう。
それと同じ事です。

株主優待が活躍するのは、配当に期待できないような、もしくは配当が今にも止まってしまいそうな先行き不透明な企業位のものです。
企業への期待ではなく景品への期待しかしていません。
本当に長い目で見て株主からの信頼を得たいならば、株主優待に拘るよりも、企業努力と誠意を見せて、企業価値を上げて行くことこそが本当に必要な事なのではないでしょうか。

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