もし株の収益に+αが付けばお得感が増すと思いませんか?気持ちの面でも嬉しくなれる株主優待について解説します。

打ち合わせしている男女
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持ち株数で株主優待の質は変わるのか

打ち合わせの様子

持ち株数で株主優待の質が変わるかどうかということですが、これは一律に答えられるものではなく、企業によります。
多くの企業では、持ち株数で株主優待の内容、質や量を変えています。
ある意味当然のことでしょう。
1000株持っていても10万株持っていても優待の内容は同じということであれば、1000株持つことに対してのインセンティブにはなっても、それ以上持つことに対するインセンティブには一切なりません。
1000株さえ持ってくれればそれでよい、それ以上持ってもらいたいとはあまり思わないという企業はそれほどないでしょう。
できるだけ多くの株式を持ってもらいたいと思うはずで、できるだけ多くのためにはそれだけインセンティブの内容を変える必要があるのです。

ところが、では上限なしに優待の内容を持ち株数に完全に比例させている企業があるかというと、まずありません。
それは、何のために株主優待を提供しているかを考えれば分かります。
基本的に、その企業の株式を安定的に持ってくれる個人客、その企業のファンになってくれる人に対するインセンティブであるわけです。
優待の内容よりも株価や配当金といったものを中心に考えている機関投資家のほうを向いているわけではありません。
あくまで個人を対象にしているのです。
すると、一般的には上限を設けない意味がありません。
個人の資金というのは限られており、青天井にインセンティブを設けてもそれだけの投資ができないのですから、そうするだけの意味がないわけです。

さらに、優待の内容とはその企業の商品でありサービスです。
個人、いくら広めに物を考えてもその家族や親戚で消費しきれないくらいの自社商品やサービスを提供しても意味がありません。
意味がないというのは、その企業のファンになってくれるためのインセンティブとしては意味がないということです。
オークションや金券ショップ等で換金されても、その企業のファンを増やしていることにはつながりません。
というわけで、株主優待の内容には上限を設けられています。

さらには、これも一般論として言えば、比例関係でさえないところがほとんどです。
1000株持っている場合と、1万株持っている場合とを比較し、金銭的価値に換算して後者は前者の10倍の内容の株主優待がもらえるかというと、そうでない場合がほとんどなのです。
これは、結局のところ少ない株式でもよいから多くの人に持ってもらいたいということでしょう。

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